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ってなに?

スクラップ&ビルドからの脱却!住民の力で独自の道を歩き出した泉北ニュータウン

プロジェクト① 空き家があるまちの未来

スクラップ&ビルドからの脱却!
住民の力で独自の道を歩き出した泉北ニュータウン

1960年代より日本各地で開発が行われてきたニュータウン。現在、このニュータウンの多くが人口減少による過疎化の問題を抱えています。しかしその中には、住民や行政が立ち上がり、問題を解決しようとしている地域もあるのです。

大阪府堺市に位置する泉北ニュータウンもそのひとつ。「泉北をつむぐ まちとわたしプロジェクト」を立ち上げ、住民が自ら考えたアイデアを実施し、成功を収めている「ニュータウン再生のモデル都市」とも呼ばれています。

今回は泉北ニュータウンで活動する高田麻由美さん、西恭利さん、甚田知世さん、そして市民の活動を支援する堺市職員の高松俊さんの4名に、取り組みの様子や未来に向けたまちづくりの構想について伺いました。

(聞き手/オプテージ 霜野佑介、下田平卓也)

それぞれの思いで地域課題に取り組む泉北ニュータウン

オプテージ:みなさんが泉北ニュータウンのまちづくりで行っている取り組みについてお聞かせいただけますか。

左からオプテージ・下田平、西さん、高田さん、甚田さん、高松さん、オプテージ・霜野

左からオプテージ・下田平、西さん、高田さん、甚田さん、高松さん、オプテージ・霜野

甚田:私はもともと泉北高校出身で、出産後にこのまちに戻ってきました。子どもを産み育てていく過程で、緑豊かで子どもたちがのびのび暮らせるこの地域の魅力に気が付いたんです。そんな経緯から現在は「NPO法人SEIN」にも所属して、泉ヶ丘駅前でのイベント企画・運営を通じて、泉北の方がもっと気軽に地域に関われるきっかけを作っています。また、泉北で豊かな時間を過ごしている方を紹介する雑誌『RE EDIT』の立ち上げと、その企画・編集も行っています。

オプテージ:私も実は堺市出身で高校も泉北の近くだったので、青春時代を過ごしたこのまちには思い入れがあります。西さんはもともとは泉北の方ではなく、和歌山の出身と伺いましたが、活動を始めたきっかけはどのようなものだったのですか。

西:僕も結婚して泉北に来たんです。その後、建築士として独立し、新事業を支援するインキュベーション施設に入ったのですが、そのときに事業のテーマとして泉北ニュータウンの再生を掲げました。これをご縁に高松さんとつながったのが活動のきっかけです。

僕は建築などの「ハード面」と共に、地域の食材をみんなで作って食べるイベント「泉北だんぢりキッチン」の開催など、いわゆるまちづくり的な「ソフト面」にも取り組んでいます。今の時代はハードとソフトの両方が必要です。今の人たちが言う「豊かな暮らし」とは、ものが十分にそろっているだけでなく、人とのつながりやワクワクする時間があること。僕はそうした豊かな環境とセットで、自分が作る建築を提案していきたいんです。

高田:私も結婚を期に泉北に来た組ですね。今の私の活動は空き家や空きスペースを使った「Share space まちいえ」の運営です。こうした経験や20年以上泉北で過ごした中で得た人脈をビジネスとしても生かしていくため、まちづくり会社として一般社団法人SEED FOLKSを仲間と立ち上げ、活動しています。まちいえは、人と人とをつなぎ、「やりたいを応援する」シェアスペースとして運営することに加え、空き家や空き家予備軍のお片付け・利活用の相談なども行っています。

私のまちづくりのポイントは、「内側」から変えていくこと。個々の住居や空きスペースの活用などをして、前向きに暮らし方を変えることで、まち全体の暮らし方に変化が起こってくるのではないかと考えています。

インタビューは高田さんが運営するシェアスペース「まちいえ 高倉台」で行われた。お菓子などを販売できるシェアキッチンもある

インタビューは高田さんが運営するシェアスペース「まちいえ 高倉台」で行われた。お菓子などを販売できるシェアキッチンもある

高松:私は泉北ニュータウンの出身で、学生時代に留学を経験したのですが、そのとき海外の留学生が自らの故郷を誇らしげに話すのを聞いて、自分も故郷の泉北を誇りとして語れるようにもっと愛着を持ちたいと思いました。私が泉北に戻り堺市で就職したのはこのことがきっかけです。今は泉北ニュータウンの再生に特化した部署で地域の課題に行政としてどう答えを出すか、その政策に関わっています。

地域を知る住民が考えるからこそできる新しいまちの活用法

オプテージ:泉北ニュータウンの課題とはどのようなことでしょうか。

高松:泉北ニュータウンは今から約50年前に作られました。当時は主に2030代の世帯が入居していましたが、時代を経て、その方々が一斉に歳を取り、その子どもたちはまちから巣立っていきました。新しい入居者は少なくないものの、転出者が転入者を上回り続けた結果、人口減少と高齢化が一緒に進んでいます。

過疎化に対して、スクラップ&ビルドで対処する地域も多い中、泉北ニュータウンはあえて住民による魅力の再発見を選んだ

過疎化に対して、スクラップ&ビルドで対処する地域も多い中、泉北ニュータウンはあえて住民による魅力の再発見を選んだ

泉北ニュータウンの人口は、ピーク時は16万人でしたが、今や12万人に。住宅や公園、施設などに空きが出始めています。しかし、私たちはこれをマイナスと捉えず、「人口減少によってゆとりが生まれ一人あたりが使える有効な面積が増えた」とポジティブに考えています。また、ニュータウンは旧来ここに住んでいた人たちではなく、新たに移住してきた方が多いまちですから、しがらみが少なく、新たな取り組みを始めることへのハードルが高くないというのもよいところです。

オプテージ:泉北では住民が主体となってまちづくりに取り組むプロジェクトが立ち上げられていますが、このプロジェクトが生まれた経緯とはどのようなものだったのですか。

高松:ニュータウン再生のキーは、若い人たちにまちの魅力を再認識してもらい、再びこのまちに住んでもらうこと。だから、私たちは少子高齢化の暗いニュースで語られることが多いニュータウンの今を明るいニュースとして発信していく方法を考えています。

例えば、日本以外にもニュータウンはあって、イギリスなどではニュータウンで育った人が成長して地域に帰ってくる、家をリフォームして住み続けるといったことが当たり前のように行われている。海外のニュータウンには、働く場所、楽しむ場所など住むこと以外の場所が数多く存在しているからなんですね。持続可能なまちに必要なのは住むこと以外の目的がある場づくりで、日本のニュータウンにはその視点がなかったのです。

これから建物などのハードを建て直す必要が出てきます。ただし、泉北は一気に潰して一気に建て直そうとは考えていません。そうして新しいニュータウンを作っても、50年後に今と同じような問題がまた起きるからです。だから、泉北ではまだ使える建物を潰すのではなく、リノベーションして活用していこうとしています。もちろん地震に弱い建物などは長期的に建て替えていく予定です。

こうしたハードの更新の前に、まずはソフト面を開発したいと思い、まちの魅力を再発見・創造できる人を育てることを主軸に置いて取り組みを始めました。それが「泉北をつむぐ まちとわたしプロジェクト(通称つむプロ)」です。ハードの使い手・担い手となるみなさんと一緒に、更新後の使い方を考えて作り出すことが大切だと考えたからです。

高松さん(中央)はプライベートで訪問したイギリスなどでの視察を経て、その経験を堺市での地域活性化に生かしている

高松さん(中央)はプライベートで訪問したイギリスなどでの視察を経て、その経験を堺市での地域活性化に生かしている

オプテージ:実際にまちづくりのための市民活動を行う際、甚田さん、高田さん、西さんはどのようなことを重視しているのでしょうか。

甚田:私は『RE EDIT』という雑誌作りをしていますが、これは市民活動を通じて出会った泉北の方々を多くの方に伝えたいと思ったからなんです。雑誌作りは本当に大変で、編集部のメンバーにも昔出版社に勤めていた方がいるのですが、発行前の数日は寝られず体調を崩すこともあったそうです。私はまちづくりを行っていく上で、誰もが自分らしく参加できることが大事だと思っています。例えば、創刊号には西さんに登場してもらったのですが、そのときの取材は子連れで伺ったり(笑)。今の編集部メンバーは楽しみながら活動ができています。また、私たちは広告を入れないことにしているので、クラウドファンディングで100名近くの方にご協力いただき、創刊することができました。

甚田さん(左)は団地をDIYして住み継いでいる

甚田さん(左)は団地をDIYして住み継いでいる

高田:私が考える大切なことは、地域住民の巻き込み方ですね。積極的に何かしたい人たちは放っておいても行動するんです。でもやっぱりじっとしている方が大半。そういう方の巻き込み方は難しいなと常々感じます。

一つの工夫として、私の活動には知り合いは誘わないことにしています。長く住んでいると友人も多くなりますから、その友人から私に面識がなくて活動に興味がありそうな方を紹介してもらいます。そうすると生活に余裕があって自発的に活動していなかった人が動くようになるんです。こうして動かない方が動くようになるとまちが掘り起こされていくと思っています。

私の理想は、私たちのように子育てが終わった世代が、まちづくりやイベントに参加できる状況を作っていくことです。我が家もそうですが、親世代が元気に暮らしているまちには子どもも帰ってきたいと思いやすいですからね。

西:僕は自分の活動を市民活動という枠組みでは考えていません。例えば、だんぢりキッチンなどのイベントで地域の人とカレーを作っているんですが、僕は子どものころ、調理師になりたかったんです。その趣味の延長として、開催したイベントがみんなに受け入れられて、食材や楽しみやお金が地域で循環する。そうなれば言うことはないですよね。だから僕は、このスタンスでまちづくりを続けていきます。僕の活動を見て、面白いなと思ってもらえたらうれしいです。

持続可能なまちづくりに必要なのは、援助や善意ではなく具体的な資金計画

オプテージ:「つむプロ」では、行政も補助金などは出していませんよね。ボランティアを起用する地域が多い中で、この取り組みは異色といっていいと思いますが、なぜそうなったのでしょうか。

高松:地域の活動が、行政の補助金頼みになると健全な運営になりにくく、補助金が切れたと同時に活動がストップしてしまうというような問題もありました。そこで堺市では活動自体に補助金を出すのではなく、プロジェクトに参加した方に3年間、イベント運営のノウハウやデザイン、情報発信のスキル、資金計画の考え方などを、プロの方の力を借りて伝授しました。

建築士としての豊富な経験をもつ西さん(右)によるユーモラスで地に足のついた持続可能な地域発展の持論に、一同は笑いつつも納得

建築士としての豊富な経験をもつ西さん(右)によるユーモラスで地に足のついた持続可能な地域発展の持論に、一同は笑いつつも納得

西: 僕は活動をする以上、儲けることは必要だと思います。お金を稼ぐというとマイナスなイメージを持たれるかもしれませんが、継続していくためには資金も大事なものの一つです。取り組みを地域に認めてもらい、対価を払ってもらえるクオリティを出すことが活性化の第一歩です。

高松:行政でも、活動を持続するために赤字にならないよう稼ぐ視点も大事にしてくださいと伝えています。お金持ちがお金を出すだけのものや、無償の奉仕だけではダメ。そのお陰か、現在進行しているプロジェクトの中に赤字のものはありません。

都市から農村へ、進化しときに回帰しながら発展する泉北のまち

オプテージ:これからの泉北ニュータウンでの取り組みで、課題となるものは何でしょうか。

高松:ニュータウンの周りには農村部が広がっています。今後は農村部との関係をさらに強くしていきたいと考えています。すでに農村部のイベントを一緒に企画運営したり伝統行事に呼んでいただいたり、逆にニュータウンのイベントでは農村部の食材を活用させていただくなど、農家さんとの交流を図っています。周辺の農村も含めて、ニュータウンを一つのまちとし、行き来が活性化する。相互交流で生活が成り立つような仕組みを作りたいと思っています。

高田:空き家の運用ということで言えば、農村部は法令上、建て替えや転用がしにくいため、建物を再利用していくという使い方は非常に都合がいいんです。先日も、紡績工場を利活用した家具のショールームイベントを開催したのですが非常に好評で、農村の方もニュータウンの方もお互いwin-winになるよい結果となりました。

高田さん(左)は子育て後に引っ越すつもりが、息子さんから「僕の故郷は泉北やから、お母さんはここに居続けて」と言われ、まちの活動を始めた

高田さん(左)は子育て後に引っ越すつもりが、息子さんから「僕の故郷は泉北やから、お母さんはここに居続けて」と言われ、まちの活動を始めた

西:今では、ニュータウンに住む方が、農作放棄地となった地域で農作をしたりと、新しい農村回帰すら生まれていますからね。さらにその作物を僕らが購入したり使ったりすれば、地域内でカネやモノ、ヒトが動くんです。僕みたいな人間がカレーを作ったり果物をジャムにしたりして、イベントで地域に振る舞ったり。そして、それを目当てに農村部の人が来てくれる。そんな循環の形が見えてきました。

ニュータウンに冒険者の酒場ができる!?

オプテージ:私たちも地域の中で何か一緒に面白いことをできないかと考えています。みなさんが活動していく中で、デジタルやITを得意とする企業に求めることはありますか。

高松:情報の発信やマッチングに関しては悩むところです。行政の広報誌では誌面の関係上、たくさんの情報を載せられないですし、SNSも常に発信しているけれど、知っている人しか見ない。地元の人たちは知り合いを通じた口コミで情報を共有したりもしますが、そもそも地域の活性化には、取り組みに気づいていない域内外の方々を巻き込む必要がありますから。

地域情報誌やチラシ、パンフレットなど地域の魅力を発信するメディアが数多く作られているが、人をつなぐメディアはこれからも検討の余地があるそう

地域情報誌やチラシ、パンフレットなど地域の魅力を発信するメディアが数多く作られているが、人をつなぐメディアはこれからも検討の余地があるそう

高田:イベントのPRのための広告を出したりしても、結局毎回同じ人が来るようになってしまいますよね。どうにかして、もっと広く伝えたいという思いはあります。

オプテージ:イベントを行うと顔ぶれが固定されてしまうのはありがちな現象ですよね。

甚田:今は情報があふれていて、選ぶことが難しくなっている時代ですよね。まちで活動されている方それぞれで発信している情報がまとめて見られるメディアがあると、受け手も地域情報を集めやすくなると思います。インターネットを普段使用しない方にも届けられるといいなとも感じます。

また、自分に必要な情報だけでなく、自分では選ばないような新しい情報に出会うことも豊かさの一つだと思うので、個人に最適化した情報を届けるウェブシステムと、紙メディアや人などが持つアナログな部分をうまく融合させるメディアが作れると面白いですね。

西さんの何気ない一言から新しいアイデアが生まれ、全員での議論に

西さんの何気ない一言から新しいアイデアが生まれ、全員での議論に

西:僕が思うのは、暮らしに根ざした仕事をシェアできるような情報伝達のスタイル。地域が高齢化してくると買い物に行ってほしいなんていう仕事の要求が出てくるんです。こうした暮らしに根ざした需要の結び付けをITでできませんかね?

高田:手軽に使えて安全なツールがいいですよね。

高松:ロールプレイングゲームでは仲間を見つけたり、情報を集めたりする酒場があるじゃないですか。そんな感じのものができれば理想的ですよね。イギリスにはまちのあちこちに人が集まるパブがあるんです。そこで人々が情報を交換しているんですが、泉北ニュータウンにはない。こんな酒場やパブのような空間をITとリアルの両面をつなぐ形で作るというのはどうでしょう。その酒場を通じて困りごとを相談したり、プロジェクトの仲間を集めたりできたら楽しいですね!

オプテージ:先日、ドイツで開催されたテック・カンファレンス「TOA」に視察へ行ってきたのですが、そこでは今の話をまさに実現していました。ベルリン市民がまちの中に作ったツリーハウスにアナログの掲示板があり、掲示板にはニーズとリソースの両方が書かれていました。市民同士が勝手にマッチングして解決が進む仕組みです。そこにはその地域の人々が来るので、お互いに前提となる地域の情報や知識も共通しているし、非常にうまく回っている印象を受けました。

甚田:悩んでいる人とそれを解決する人、双方が出会える場というのはいいですね!

高松:例えば、食堂を手放したいと思った人とそこを再利用したいと思う人をマッチングするだけでなく、再利用する際に必要になる、保健所で手続きをする人や、建物をリノベーションする人、お店の魅力を発信する人までが自然と集まるような形ですね。

西:あとは安全性の問題ですね。行政を間に挟んで、お金のやり取りを透明化させて、個人の権利も守る。それができたら絶対に面白いね。

オプテージが各エリアで取り組んでいるプロジェクトをつなげていくというアイデアも登場した

オプテージが各エリアで取り組んでいるプロジェクトをつなげていくというアイデアも登場した

オプテージ:情報の管理やセキュリティ部分であれば、IT企業の得意とするところですね。

高松:匿名ではなく顔の見える形で健全な利用方法を担保すれば、地域住民の口コミも集まってきて、さらに発展できるでしょうね。

それから、泉北には東吉野村やバークレーといった姉妹都市・友好都市があるんです。こういうところに対して、行政が主体となって関わるイベントではなく、市民が自然に交流してお互いの取り組みが気軽に見られるような仕組みが作れたらもっといいですね。これから、オプテージさんとの関係に期待してみましょうか(笑)

オプテージ:一地域では十分に伝えられない再生の取り組みも、いくつかの地域が手を取り合って情報を発信していけば、よりよい形で波及していくかもしれませんね。こうした情報を共有し市民レベルでつながり合える、リアルとITを両立した場づくりには私たちも興味があります。積極的に関わらせていただけるとうれしいですね!

(文/鷲巣謙介 写真/櫟原慎平 撮影協力/Share space まちいえ)

話を聞いたオプテージ社員のコメント

今回お話をして気付いたのは、泉北ニュータウンでは堺市職員の高松さんを中心に、行政と市民のみなさんが一つのコミュニティとして対等な関係を構築されていますよね。行政がハブとなりアナウンスをして、行動力や技術のある人たちがそれに応えていく。最も重要なのは行政の資金に頼らず、活動継続のためにプレイヤーのみなさんそれぞれが収益を意識していることだと感じました。泉北の場合は、高松さんを中心にコミュニティデザインのスタッフが入って3年間をかけて地域活性の下地を整えたということも、現在の強固な関係構築につながっているんだと思います。

私たちも摂津で空き家活用に取り組んでいますが、周りを巻き込んで継続していくためには、地域のキーパーソンのみを押さえるだけではいけない、やるべきことはまだまだ多いと認識しました。ただ、泉北ニュータウンの場合もそうですが、情報の伝え方、特に市民活動に目を向けていないサイレントマジョリティをどう取り込んでいくかというのはどの地域でも共通しているところのようです。こうした面では、私たちIT企業の力が発揮できるのではないでしょうか。さらに市民活動の属人的な面、例えば地域のキーパーソンが活動から外れてしまった場合の想定や、口コミだけによらない仕組みの構築の重要性にも気付くことができ、改めて考えさせられることの多い座談会でした。

  • 高田麻由美一般社団法人SEEDFOLKS 理事/Share space まちいえ 企画代表
    堺市の都市部に生まれ、結婚を機に泉北へ移住。以来、25年以上を泉北で暮らす。空き家や空きスペースを利用したシェアスペースを運営しながら、それらを活用したイベントも積極的に立ち上げている。菓子製造や飲食営業の許可を受けたキッチンも用意している。
  • 西恭利⻄紋⼀級建築⼠事務所 代表/泉北だんぢりキッチン 企画代表
    和歌山県串本町に生まれ、結婚を機に泉北へ移住。一級建築士として、建築事務所を営むほか、中古住宅の流通を促進する泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会の理事も務める。公園を使ったコワーキングスペースなど数々のイベントを開催するアイデアマン。
  • 甚田知世Grow Studio 代表/『RE EDIT』 企画代表
    堺市で育ち、出産後に泉北に移住。NPO法人SEINに所属し、「子ども食堂ガイドライン」の作成に携わる。子育てをきっかけに泉北の魅力に気付き、まちで暮らす中で知り合った魅力的な人々を紹介する読者参加型マガジン『RE EDIT』を立ち上げる。
  • 高松俊堺市ニュータウン地域再⽣室 主査
    泉北ニュータウンで生まれ育ち、大学時代の留学経験を経て堺市に入職。2014年に堺市主導の「泉北をつむぐ まちとわたしプロジェクト」を発足させた。現在70人いる同プロジェクトにさまざまなメンバーを見出し、参加を促している地域魅力再生の立役者。
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