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ってなに?

関西から新たなモノづくりを!中小企業との共創プロジェクト始動!

関西から新たなモノづくりを!
中小企業との共創プロジェクト始動!

アトツギベンチャーの記事で触れたように、中小企業が「経営者の交代や市場変化を機に、既存事業とは異なる新たな事業創造を行う」動きが起こり始めています。特に顕著なのは製造業。例えば、これまで部品加工やOEM生産をメインとしていた企業が、自社ブランドの新製品開発に挑戦するというケースなどがあげられます。
オプテージが企画する「co-make モノづくり共創プロジェクト」は、自分たちもそんな新製品を作りたいという熱意を持った中小企業の方々を関西で募集し、市場調査・アイデア発想・プロトタイプ制作といった新製品開発のプロセスを共同で実施することで、世の中にない新製品を作るという実験的なプロジェクトです。
ここでは、このプロジェクトが立ち上がった経緯とプロジェクトの概要および現在の進捗状況をご紹介します。

なぜco-makeプロジェクトを企画するに至ったか!?

一昨年からオプテージの新事業企画の担当として、中小企業の方に必要とされるサービスとは何なのかと社内で議論を重ねながら、デスクトップリサーチ・アンケート調査・ヒアリングなどさまざまなリサーチを行ってきました。
リサーチを進める中で、少なくない数の中小企業が新事業・新製品開発に挑戦しようとしているものの、過半数の企業が着手に至っていない状況にあることが分かりました。理由としては、「新製品開発のノウハウがない」「アイデアがない」「人材がいない」という回答が多数でした。一方で先述の通り、中小企業が新たなことにチャレンジする機運は少しずつ高まっている傾向にあることもわかりました。
これらのリサーチの結果から、中小企業の新事業・新製品開発に必要となる企画・マーケティングの知識やノウハウを提供するITサービスを、オプテージとして展開できないかと考えました。しかしながら、リサーチから仮説は立てられたとしても、私たちにはものづくりの経験がありません。「企業のみなさんの本質的な課題、ニーズが理解できるのだろうか?」という疑問が生まれました。
そこでまず立ち上げたのが、co-make モノづくり共創プロジェクトです。このプロジェクトを通して、オプテージがモノづくりを行う現場で一緒に新製品開発にチャレンジすることによって、IT・デジタルでサポートができる要素へとフィードバックできればと考えています。もちろんこのプロジェクトで開発する新製品に関しても、リリースまでサポートするつもりです。

co-makeプロジェクトの概要と活動状況

co-makeプロジェクトは従業員100名以下の関西圏の製造業をターゲットとし、自社の強み(技術、製品)とクリエーターのアイデアを結びつけることで、新製品作り上げることを目的としたプロジェクトです。
企業の方々には、自社の強みを再整理し、クリエーターが発想するさまざまな製品アイデアの選定を行い、選定アイデアのプロトタイプ制作を行ってもらいます。オプテージは、プロジェクト全体のマネジメント、企業とクリエーターのマッチング支援、マーケット調査支援などをサポートする役割を担います。

コンセプト.jpg

co-make モノづくり共創プロジェクトのコンセプト図

昨年の9月から10月末に関西圏にて参加企業を募集。応募いただいた中小企業の方々とは一社一社と面談をさせていただき、今回のプロジェクトを応募するにいたった経緯や自社の強み・現状の課題をお聞きしました。いずれの企業の方々も新製品開発への想いを熱く語られ、応募いただいた企業から2社を選定するのは非常に難しかったです。

その中から、co-makeプロジェクトを共に推進していくこととなったのが、アルミニウム精密加工を行うコアマシナリー株式会社と看板メーカーの常盤精工株式会社の2社です。コアマシナリー株式会社の代表岡本さんは、元々は従業員でありながら会社を継ぐことで新体制を作り、新たな取り組みに積極的に取り組んでおられ、常盤精工株式会社の喜井さんは、アトツギU34などオープンイノベーションに積極的に参加されているほか、ご自身も自社のアトツギでいらっしゃいます。
現在はその2社を訪問し、実際の製造現場を見学させてもらいながら、会社の強みの整理やクリエーターに期待するアイデア提案の定義などを協議しています。

常盤精工.JPG

常盤精工株式会社の強みを深堀し、新たな強みを発見していった

協議していく中で興味深かったのは、第三者の目線では強みと思うものでも、実際に取り組んでいる企業からすると、「それが強みだと思ったことがなかった」といった意見をいただいた点です。

またクリエーターに期待するアイデアを定義する際には、自由度の高いアイデア発想ができるように制約をゆるめると「自社の強みを活かせないのでは?」「そもそも自社で製造できないアイデアばかり出てくるのでは?」といった意見がでてきました。その反面、「強みである既存の技術を用いたアイデア」などに範囲を狭めると、「アイデアの提案数が減るのでは?」「ありきたりなアイデアが増えるのでは?」など、柔軟性な発想や可能性が生まれなくなるのではないかといった懸念もあがりました。
こういった意見は非常に重要な観点であり、新事業開発をするうえでの1つの課題として捉え、オプテージとしてどういったサポートができるか深掘りしていきたいと思います。

コアマシナリー.JPG

クリエーターへのアイデア募集に向けて、期待するアイデアを社内協議しているコアマシナリー株式会社のメンバー

現在、クリエーターへのアイデア募集を「Wemake」というサービス上でスタートし、約3~4カ月かけてアイデア選定を行っていきます。まだまだプロジェクトとしては始まったばかりで、進めていく中でさまざまな発見や課題が見つかってくるかと思います。今回一緒にプロジェクトを進めていく2社とはプロジェクト名に負けないような共創関係を築いていきたいと思います。

-------------------- 編集後記 --------------------

オプテージ社員による自主製作記事の第二弾として、現在活動中のモノづくり共創プロジェクトを記事にしてみましたが、いかがでしたか? 初めての記事制作ということもあり、分かりづらいところも多々あったかもしれないですが、あたたかい目で見ていただけると幸いです。
co-makeプロジェクトの進捗は、引き続き「オプテージの活動」として報告できればと思っています! 現在進めているさまざまなプロジェクトに関しても、今後記事にしていきますので是非ご覧ください。また「コ・アップデート・関西」は名前の通り、共創するためのメディアを目指しています。ご興味を持たれた方は、ご連絡お待ちしています!

(文・写真/下田平卓也)

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